給食トピックス

三重県 「学校における食育ステップアップ講習会」が開催されました!

 食育への注目が集まるなか、指導体制の充実が求められています。そこで、学校全体がチームとなって、学校教育活動全体を通して効果的に食育を推進すべく、平成30年度「学校における食育ステップアップ講習会」が開催されました。


講演
「チーム学校で取り組む食育の推進」
新潟医療福祉大学健康科学部 教授 森泉哲也 先生


【経歴】

 小学校教諭、県教育庁保健体育課学校給食係 副参事・指導主事、文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課 食育調査官、現在 新潟医療福祉大学健康科学部 教授

 学校における食育の推進 
「食に関する指導の手引-第一次改訂版-」(文部科学省)編集・「食生活学習教材」(中学年版 文部科学省)編集・「栄養教諭を中核としたこれからの学校の食育~チーム学校で取り組む食育推進のPDCA」(文部科学省)作成WG座長


 食育を行うにあたって、「評価」という着地点が必要であることを分かりやすく解説していただきました。

 森泉先生は、「栄養教諭を中核としたこれからの学校の食育~チーム学校で取り組む食育推進のPDCA」(文部科学省)の作成にあたって、ワーキンググループ座長として取り組まれました。
 食育は、栄養教諭の教育に関する資質と、栄養に関する専門性を生かし、食に関する指導と学校給食の管理を一体のものとして行うことにより、高い相乗効果をもたらします。この「一体のもの」とは、“指導内容・教材となるものが、給食献立に仕組まれていること”だそうです。また、食育を全て栄養教諭一人で担うのではなく、学校における食育推進体制を整え、機能させることが重要であると述べられています。


 指導計画の作成では、「教科等の指導計画 単元一覧表」から「食に関する指導計画」へ反映させるのみでとどまらず、「教科等の指導計画 年間指導計画」へ再度反映させる一工夫を加えることで、給食献立作成に生かせられる情報が明確となると教えて下さいました。


 「食に関する指導計画」作成以前に、実態把握を行うことで課題が明らかとなり、目標(目指す姿)を設定することができます。
 「食に関する指導計画」の“各学年の食に関する指導の目標”にて、目指す姿(目的)を明確にすることが何よりも大切です。所属する学校で、スタッフで、取組める内容を具体的に明記します。

 

 


 「栄養教諭を中核としたこれからの学校の食育」は、全国の子どもたちへ、平等に食の指導が行われてほしいとの願いから作成されたもの。栄養教諭のみではなく、管理職や教諭の皆さんにも読んでもらいたいとの熱い思いが込められていました。

 

 

 


実践発表

平成29年度つながる食育推進事業報告

「いきいき にこにこ 食育でつながろう」


「つながる食育推進事業」の取り組みから
名張市百合が丘小学校 校長 稲森 理伸先生、栄養教諭 川原 幸先生


 つながる食育推進事業における取組みキーワードを以下の通り定め、給食の教材と結び付けていました。
①人とつながろう
②自分の健康につなげよう
③地域・家庭とつながろう


 「さつまいもの食物繊維を視覚的に確認し、働きを学ぶ」、「食物の成長過程を知る」、「地域の生産者の苦労や思いに気づく」、「保護者と共有して実践へ繋げる」、「伝統料理の調理体験を通して食嗜好を刺激する」など、様々な工夫をこらした授業を実践されています。


 


 印象的だった委員会活動が「ありがとう給食の日」です。食べ物や給食従事者への感謝の気持ちをもち、残食を減らすことや、丁寧な片付けを呼び掛けました。職員共通のねらいとして、「ありがとうの気持ちを意識する」ことを伝え、必ずしも全て食べることにこだわりすぎないようにし、体調不良等への配慮も行ったそうです。

 目標が達成できれば、給食委員会で考えたキャラクターのシールを貼ることで、楽しめながら取り組めたようです。


 様々な取り組みを通して、教職員の間で食育を学校全体で行うものと捉えられるようになったそうです。

 

 

 


 三重県教育委員会事務局 保健体育科 堤 博江先生から、三重県の食育推進についてのお話がありました。


 三重県では、~三重県版 食に関する指導の手引き~「食で育む、元気なみえの子」基礎編・実践編や、「~第三次三重県食育推進計画~」を発行するなど、食育の推進をすすめています。


 また、望ましい食習慣の形成、地場産物への理解を深めることを目的とした『みえの地物が一番!朝食メニューコンクール』を開催しました。最優秀賞は4,068もの応募の中から選ばれました。

  田植えや稲刈り体験を行った古代米を用いたおにぎり、調理工程も考えられた副食の納豆オムレツや温野菜サラダ、お吸い物と、地場産物食材を使って美味しさと栄養バランスを兼ね備えた献立となっていました!最優秀賞の受賞、おめでとうございます!


 今回「学校における食育ステップアップ講習会」を取材させていただき、食育推進の様々な工夫や取り組みを知ることができました。栄養教諭、学校栄養職員皆様のご活躍が、未来を支える子供たちの心と体をつくります。抱える仕事量が膨大であることがうかがえ、御苦労も多いと存じますが、ますますのご活躍を期待しております!

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