給食トピックス

中学校の食育公開授業(第10回食育推進全国大会inすみだ)

DSC_6552_R6月20、21日、墨田区の区立総合体育間や江戸東京博物館など区内各所で、第10回食育推進全国大会が行われました。食育をテーマにした講演や、ワークショップなど多彩なイベントが行われました。 大会では100以上のイベントが行われた他、主催する内閣府や墨田区のほか文部科学省、農林水産省、食育団体などのブース展示が行われました。

 食育推進を重点的、効果的に行うことを目的とするこの大会は2006年に大阪で第1回か開催され、今年で10回目になります。 今回、この中で注目したのは墨田区立両国中学校での食育公開授業です。その後体育館での講演会、給食の様子を報告します。

 


 

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各クラスごとの食育授業

 各教室で行われた公開授業は50分間。 1年生は「野菜ソムリエになろう」という共通のテーマで野菜の魅力や不思議について調べ、発表します。わさび、もやし、地元伝統野菜である亀戸大根、じゃがいもなど、野菜を班毎に割り当てパワーポイントを使ってプレゼンテーション。しかも、各班が別のクラスに出張して発表するというもので、緊張感がありましたが、中学1年とは思えない完成度の高さでした。


 

DSC_6387_R 2年生は、東京ガスや、トマトジュースのメーカー、牛乳メーカー、などメーカーの担当者が、各学級を訪問しゲストティーチャーとして講義。 各企業も食育によるPRに力を入れているので、その授業もとてもスムーズ。 実は、食育基本法が施行され企業による出張授業が報道され始めた頃は「民間企業に学校で宣伝させていいの?」と懐疑的でしたが、企業もそこらへんはわきまえているし、餅は餅屋で、栄養教諭が全てではないのだと考えるようになりました。


 

DSC_6412_R 3年生も同様に、ゲストティーチャーによる講義が行われていましたが、ひとつ面白かったのは区内の水族館の方による授業でした。 なんで?水族館?と疑問に思いましたが、これが面白いのです。 水族館にいるいきものとご飯の関係や、栄養について、あるいはペンギンと人間のご飯の比較など。


 

DSC_6415_R また、3年生のあるクラスでは見学者集中しているので、何だろう?との覗いてみると、先生が、ビシっと白衣を着て、すしの文化と歴史を講義していました。 そして教壇にはきれいにさばかれたブリが乗っているのです。 え?先生?何の先生?栄養教諭?調理員さんじゃなくて? と生徒に聞いてみると、現役の体育の先生なのに前職が和食の板前さんというキャラクターの持ち主でした。 いろんな人材がいるなぁ、と驚きました。


DSC_6433_R そして、さばいたブリとツマ、本物の笹の葉を使ったバランを用意し、生徒に「接待用」と「みんなでわいわい食べるとき」のふたつのケースで刺身の盛らせるという授業。 おもてなしや創造性が問われるもので生徒が作り上げたのはなかなか、面白いものでした。 一方、先生の模範解答を見たら、本格的すぎて生徒も保護者もびっくり。 各学年と学級を見てきましたが、公開授業は時間は終了。


 

和食給食応援団による食育講演会

DSC_6453_R 食育講演会の講師は和食給食応援団の東日本団長と務め「賛否両論」の料理長でもある化笠原将弘氏、と和食給食応援団を立ち上げた西居豊氏の二人。 二人の掛け合いのトークショーというスタイルで、中学生に和食の大切さを訴える内容でした。

あちこちで活躍されているこのお二人の話を聞くのは実は今回が初めてだったので楽しみにしていました。

 和食給食応援団が考えている和食は、一汁三菜を基本とするものの、「日本料理」とは異なり、元々従来の日本の食文化に外国の食文化を融合させながらできたものであり、カレーでも、コロッケがあってもいい、それをご飯とお箸を頂くのが和食であるという位置づけ。


 

DSC_6466_R 和食の特徴として、和食は、素材に「新玉葱」や「初鰹」のように「新・初」」を食材につけるのは和食だけとし、走り・旬・名残り、出会いもの、について説明しながら、四季のそれぞれの旬がサイクルとなり、それを自然に食べてきた歴史があったことを説明。

 中学生向けの話とあって「『走り』ってわかるかな?週刊少年ジャンプを、発売日の前に読むっていう感覚(笑)」など、迂闊にも自分が共感してしまいました。 口内調味や迎え味など日本人ならではの食のスタイルを丁寧に話すなど短い時間でしたが盛りだくさんの内容でした。


 

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給食の時間も公開

 最後は給食の時間の見学。 両国中学校では2クラス程度の人数がそろって食事をするランチルームを校舎の最上階に設置してあります。開口部が広く自然光が入りやすい環境の中、4人掛けテーブルで給食を食べていました。


DSC_6520_R この日の献立は、ご飯、のりの佃煮、ししゃものごま揚げ、野菜の甘酢がけ、けんちん汁、牛乳。 まごわやさしい+カルシウムデー献立です。講演会の講師の2人も席に加わりみんな楽しんでいました。 生徒は「殆ど残さないけど今日の献立ではのりの佃煮が好き」と話していました。


 

DSC_6377_R 給食の様子を見学したら終了。見学者は主に保護者の方が多かったのですが、こういった学校での食育の取り組みを見学することによって、家庭でも食について考えて貰えること狙いです。こういった学校を会場とする食育の公開授業が食育推進全国大会でなくても、各地で進むと良いと考えます。

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