市立学校のカフェテリアは落第  不衛生な実態発覚

 2日付のメトロ・ニューヨークによると、ニューヨーク市内公立学校のカフェテリアは不衛生という報告書が1日、発表された。
 過去2年間にわたり、市内公立校1377のカフェテリアの衛生状態を調査し、結果をまとめた報告書「学校給食は落第」の中では、8144件の規則違反が見つかったと記されている。そのうち約2割は、食べ物の安全性に問題があるという重大な違反だった。不適切な温度で調理されていたほか、ネズミやそのふん、ゴキブリ、ハエが見つかるなど、不衛生な状態で調理されていたという。
 報告書をまとめたニューヨーク州議会は、レストランと同様、市保健衛生局が学校のカフェテリアを定期的に検査し、ランク付けして公表すべきだと提案している。例えば、マンハッタン区6番街の小学校では、ネズミのふんが400個も見つかった。これは、市の衛生基準でランク付けした場合「C」となる。このようにネズミ関連の問題が見つかったのは300校以上あり、またゴキブリでは61校だった。
 「ランク付けすれば、自分の子どもが食事をするカフェテリアがどんな状態か保護者にも一目瞭然」と、州議会上院のジェフ・クレイン議員は述べた。

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