俳優の坂上忍(49)が、給食の提供見合わせ問題で揺れる三重県鈴鹿市に支援を申し出て断られていたことを明かした。

 鈴鹿市教育委員会は、野菜価格の高騰により予算内での食材調達が困難になったとして12月20日と来年1月12日の計2日間、全ての市立小学校と幼稚園で給食の提供を見合わせるとしていた。しかし批判も多く寄せられたことから、鈴鹿市が給食中止を撤回したことが報じられた。

 坂上は8日放送のフジテレビ系「バイキング」で、「実現しなかったから言っていいと思うんですけど」と切り出し、自身も子役を育成するプロダクションを運営していることから、この件で鈴鹿市に「何か協力できることはないか」と、会社を通じて問い合わせたという。

 しかし「丁重にお断りされた」。すでに坂上と同様な申し出も少なからずあったそうだが、「それでは根本的な解決にはならない。大変有り難いことなんですけど、今回はお断りさせてください」との理由で断られたことを明かした。

 坂上は拒否理由に「偉いなと思った。さすが、と思ってうれしくて」と感心。もともと給食中止についても「英断だと思った」と支持していたという。

 しかし批判を受けて撤回したことに残念がり、「今の風潮として、クレームに過剰に反応する。もうちょっと褒め言葉に反応してほしい」とコメントした。