給食にウズベキスタンの伝統料理 舞鶴・明倫小など9校

 舞鶴市北田辺の市立明倫小学校(児童数294人)など9校で18日、ウズベキスタンの伝統料理が給食に出された。同市は2020年の東京五輪・パラリンピックで、ウズベキスタンのレスリング競技でホストタウンを務めることから、児童に同国の文化を知ってもらおうと企画した。児童らは「おいしい」と口々に話し、普段とは違った給食を楽しんでいた。

 第二次世界大戦後、ウズベキスタンには約2万5千人の日本人が抑留され、発電所や劇場などを建設。その多くの日本人が舞鶴に引き揚げてきた。

 今回、提供された料理はプロフ、香草サラダ、ガロフスープの3品。プロフは牛肉やタマネギ、ニンジンをオリーブ油でいためて、ごはんに混ぜた料理で、ガロフスープはヒヨコマメ(ガロフ)や肉、ジャガイモなどを煮込んでいる。調理法は今年7月、栄養教諭向けの講習会で学習したという。

 同小3年の中島康貴君(9)は「日本食と違うのが分かり、興味を持っておいしく食べました」と話していた。

 ウズベキスタン料理の給食は同市内の全小学校18校に提供される。

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