千葉の小学校給食の異物、のり加工業者で混入

 千葉市稲毛区小仲台の市立小中台南小学校の給食に異物が混入した問題で、市は23日、異物はポリウレタンで、県漁協組合連合会のり加工事業所(富津市富津)が製造したのりに混ざっていたことが分かったと発表した。健康被害は寄せられていないという。

 市によると、7日、同校で配膳(はいぜん)したのりごはんから70〜80個程度の異物が見つかり、一部の児童が食べた。また、5日に千葉市立千草台東小学校(稲毛区作草部町)で提供したあえのりからも同じ異物が1個見つかっていたこともその後の調査で発覚。納入業者によると、のりは同事業所から仕入れ、同市以外にも船橋市の小中学校など46カ所に同じ製造日ののりが納品されていた。在庫の一部からも同じ異物が発見されているという。

 異物は長さ2ミリ、直径4、5ミリの円柱形。同事業所は、のりを細く切る作業中に何らかのミスで混入したとみられるとし、「管理を強化し再発防止に努める」とした。

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