稚内市教委、埼玉の別人口座から給食費引き落とし 番号ミスで
北海道稚内市教育委員会は17日、ゆうちょ銀行の口座番号を間違って入力し、稚内市とは関係がない埼玉県に住む女性の口座から、小学校の給食費を半年間にわたって引き落としていたと明らかにした。市教委は女性に謝罪し、計2万2800円を返金した。
市教委によると、昨年9月に職員が市内に住む別人の口座番号をデータ入力する際、番号を間違った。市教委とゆうちょ銀行の間では、口座番号と名義人の照合をしない取り決めになっていたといい、今年2月まで女性の口座から、毎月給食費が引き落とされていた。
女性がゆうちょ銀行に問い合わせ、入力ミスが判明した。他の口座も確認しミスはなかったといい、市教委は「チェック体制を強化し、再発防止に努める」としている。〔共同〕