シカ肉カレーに舌鼓を打つ鷲敷小児童=那賀町の同校

シカ肉カレーに舌鼓を打つ鷲敷小児童=那賀町の同校

 那賀町の6小中学校で16日、給食にジビエ(野生鳥獣肉)料理が初めて出された。町内の山林で捕獲されたシカの肉を使ったカレーライスに児童らは舌鼓を打った。

 鷲敷小学校では、給食の前に学校栄養職員が、町内では多くのシカが捕獲されており、肉は同町沢谷のシカ牧場から無償で提供されたことを説明した。

 児童らは「おいしい」と次々におかわり。5年の福島義満君(11)は「シカ肉は初めて食べたが、歯応えがあってジューシー。また食べたい」と話した。

 町は鳥獣害対策の一環としてジビエ料理の普及を目指しており、町教委では新年度以降も給食にジビエ料理を取り入れることを検討している。