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両丹日日新聞2016年1月 5日のニュース

暖冬で野菜たくさん並ぶ 新春恒例の初競り

初競り 福知山市厚中問屋町の市公設地方卸売市場で5日朝、新春恒例の初競りが行われ、場内に競り人や買受人の威勢のよい声が響いた。

 初競りを前に午前6時20分ごろからセレモニーがあり、大柿日出樹・市農林商工部長が「市場は今年で開設から35年目を迎えることになりました。今後給食センターへの安心、安全な野菜の供給や地産地消の推進、市の農業振興を図るためにも、市場の果たす役割は大変大きい。みなさんや市場にとって飛躍の年になるよう願っています」とあいさつした。

 続いて市場の卸売業者である福知山合同青果の守本一彦社長が「今年も従業員、役員ともども頑張っていきたい」と決意を述べた。

 このあと競りが始まり、約25人の買受人が参加。大根やハクサイ、イチゴ、フキノトウ、青ネギ、カブラなどが並び、次々と競り落とされた。

 市内アオイ通り(西中ノ町)にある山中青果店の店主、山中敏弘さん(73)は「雪の影響で野菜が少なかった昨年の初競りと比べ、今年は暖冬でよく育っているせいか、たくさん並び、値段も安めです。春野菜が早く出回りすぎて、旬の時期に品薄にならないか心配です」と話していた。


写真=新鮮な野菜を競り落とす買受人たち(5日午前7時ごろ)

    

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