若狭町で小学生が二十世紀梨の収穫体験

 梨の産地として知られる若狭町で11日、町立みそみ小学校の3年生14人が「二十世紀梨」の収穫作業に挑戦した。

 児童たちは梨の栽培にも携わっており、大きく育った梨の実を笑顔で収穫した。

 地元の特産である梨について知ってもらい、食育につなげようと町が主催。同校近くの梨農家、高橋善正さん(78)の協力を得て、6月には梨の実を保護するための袋かけ作業にも挑戦した。

 児童たちは、高橋さんから収穫方法の説明を受けると、自分の名前を書いた袋がかかった梨を探し1つ1つ丁寧にもぎ取った。

 収穫後は、畑で梨を試食。井上悠翔君(8)は「袋かけをしたときから実が大きくなっていてうれしかった。高いところの梨を取るのが難しかった」と話し、笑顔で梨をほおばっていた。

会員限定記事会員サービス詳細