市内・中新田にある「雪印メグミルク株式会社 海老名工場」(【電話】046・240・6300)が、社会貢献の一環として実施している「見学コース」。工場施設自体のリニューアルに伴い、専用の受け入れ体制などを再構築し、同社の概要説明等を行ってきたこの取り組みが、7月に1周年を迎えた。
この施設は1967年に「雪印乳業(株)厚木工場」として操業をスタート。同社が”首都圏の基幹”として位置付けている重要拠点の一つで、市乳工場としての規模は国内最大級。神奈川県内の学校給食で提供されている牛乳のほぼ全てを賄うなど、昨年度の実績ベースで年間約22万キロリットルの生産量を誇っている。
1万人弱が来場
同所における「工場見学」については従来、会議室で簡易的な説明ビデオを上映した後、生産ラインのほんの一部を見て回る程度の内容だったが昨年7月、工場施設の大規模改修に伴いこれを刷新。専用エントランス=写真=から入場し、工場の概要や企業理念などのレクチャーを受けた後、牛乳をはじめ各種乳製品などの生産ラインをくまなく見学し、試飲や試食もできるガイドツアー的なコースを構築した(およそ1時間・費用無料)。受け入れ体制拡充と併せ、折からの工場見学ブームなども手伝い、瞬く間に地元屈指の観光スポットに成長。海老名市内の学校の授業(社会見学)に組み込まれ始めているほか、最近では旅行会社が企画する日帰りバスツアーの目玉企画としても好評を博すなど、県内外から人気を集め、この1年で1万人弱の来場者が足を運んでいるという。
夏休みは「満員」
見学コースは金曜、日曜、祝日、年末年始を除く毎日、午前10時からと、午後1時半からの2回実施されており、1回あたりの受入れは40人まで。予約は希望日の2ヵ月前から行われており、この夏休み期間中は既に満員状態。また土曜日の見学については、給食用の生産ラインが休止となるため、県内の子ども達の大半が日々、学校で飲んでいる「赤い牛乳パック」が実際に作られる様子を見ることは不可。7月11日の土曜日に家族で工場見学に訪れた地元の小学3年生、野崎伎久介君は「いつも給食で飲んでいる牛乳(パック)が見られなくて残念だけれど楽しかった。今度は土曜日以外の日に見学に来てみたい」とコメント。同所副工場長を務める本田孝夫さんは、今後について「お客様の要望にあわせ、(見学コースに)より楽しんで頂けるような要素を追加していければ」などと話している。
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