給食統一メニュー「まんさい!ひろしまご飯」に 府中の小5考案

 公募したレシピから選考していた今年の「ひろしま給食」統一メニューについて県教委は、小学5年の児童が考案した炒めないで作る混ぜご飯「まんさい!ひろしまご飯」に決まったと発表した。10月の「ひろしま食育ウイーク」で提供されるメニュー。入賞した他の4品とともに、県内約20万人の児童生徒らに食べてもらうとしている。

 「まんさい!ひろしまご飯」を考案したのは、府中町立府中中央小5年の高望海さん。応募総数は1826点で、初めて公募した前年度の1324点から4割近く増えた。今年度から主食、おかず、デザートの3部門に分けて受け付け、「まんさい!ご飯」は主食部門での応募だった。

 児童生徒向けの学校給食だけでなく、保護者や学校には縁が薄い県民にも食べてもらおうと、平成25年度にスタートした「ひろしま給食100万食プロジェクト」。初年度は栄養担当教諭らによるメニュー開発委員会が統一メニューを作ったが、2年目の昨年度から公募を始めた。

 次点の県教委賞に選定されたのは、「しまなみ海道丸ごとマリネ」(呉市立明徳小5年、寺口桃絵さん=おかず部門)。

 優秀レシピ賞に、「広島わんぱくちりレモン」(呉市立郷原小5年、御崎香奈美さん=同)▽「せとうちさっぱりサラダ」(県立湯来南高3年、清水美緒さん=同)▽「ハニレモ煮」(福山市立湯田小6年、城迫楓花さん=デザート部門)の3点が選ばれた。

 入賞したメニューは、レシピの書類審査で選ばれた12点をメニュー開発委が実際に調理、試食して選考した。大人の応募者を尻目に児童生徒ばかり5作品が入賞、さらに4点は小学生の作品が占めた。

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