小中の給食に針金など異物混入相次ぐ 「経路不明」 宮崎・都城

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市議会全員協議会で調理場の異物混入対策を説明する、都城学校給食センターの受託業者(左)ら=宮崎県都城市の都城市議会で2021年11月25日午後1時16分、成松秋穂撮影
市議会全員協議会で調理場の異物混入対策を説明する、都城学校給食センターの受託業者(左)ら=宮崎県都城市の都城市議会で2021年11月25日午後1時16分、成松秋穂撮影

 宮崎県都城市立小中学校の給食に、クリップなど金属異物の混入が相次いでいる。2021年は11月25日現在で4件、特に10~11月に3件が立て続けに起きている。いずれも調理過程で使うことはなく、混入経路は分かっていない。市教委は22日、県警都城署の問い合わせを受け、異物を任意で提出した。【成松秋穂】

 見つかった異物は①2月17日=中学校ですまし汁に針金のような金属(長さ約2・5センチ)②10月20日=小学校でブロッコリー和(あ)えからクリップ(同約3センチ)③11月16日=中学校でにんじんポタージュから針金のような金属(同約8ミリ)④同19日=③と同じ中学校でミネストローネから円形の部品「丸カン」(直径約1センチ)――で各1個。

 クリップは配膳中に、丸カンは食事をしていた生徒の椀の底から見つかった。針金のような金属はいずれも口に入れた生徒が気付いて取り出したが、けがはなかったという。市教委は「混入経路の特定ができておらず、臆測を呼ぶ」として、見つかった異物の写真を公開していない。

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