宇佐産小麦で給食パン 味も好評 定期メニューに 乳製品や卵製品は不使用 /大分

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給食で地元小麦を原料にした「まあるいパン」を食べる児童たち
給食で地元小麦を原料にした「まあるいパン」を食べる児童たち

 宇佐市の学校給食に地元産小麦・ミナミノカオリを原料にしたパン「まあるいパン」がお目見えした。名前の通りまん丸で、小麦は問題ないが他のアレルギーを持つ子供も口にできるよう乳製品、卵製品は一切使わず、味も好評。今後、月1、2回のペースで定期的に提供される。【宮本勝行】

 このパンは、ミナミノカオリを原料にしたパン粉やピザなどを販売する同市のスターフーズが、宇佐学校給食センターと開発した。同社の親会社・宇佐パン粉は市内農業者と約240ヘクタールでこの麦を契約栽培し、小学生対象の種まきや刈り取り体験を実施している。他の業者と共同で、市内の学校給食で地元産小麦を使ったパンを出したこともある。

 こうした経緯もあってスターフーズ側から市側に声をかけて実現した。今年に入り、同社の久保和菜さん(24)が窓口となり、センターの上野恵美さん(32)らと、試食と試作を繰り返した。当初のコッペパンは、皿に盛った時の見栄えなどから丸形に。アレルギーにも対応できるようにし、やや甘めにしっとり感を出すよう微調整を続けた。

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