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2022年1月から運用が始まる南部エリア学校給食センター(仮称)の完成予想図(姫路市提供)
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2022年1月から運用が始まる南部エリア学校給食センター(仮称)の完成予想図(姫路市提供)

 兵庫県姫路市が2021年度当初予算案を発表した。子育て世代向けの新たな支援策や、教育分野の施策を紹介する。

 21年度に結婚する夫婦のうち、2人の所得が計400万円未満で年齢がともに39歳以下なら、新居の家賃や引っ越し費用など新生活への準備資金として最大35万円を助成する。

 妊娠届を提出した妊婦には、タクシー料金5千円分の助成券を配る。マイナンバーカードの所有者には2千円分を加算し、出産までの健診や買い物などでタクシーを使いやすくする。

 JR姫路駅前のピオレ姫路には、空き店舗を改装して子育て支援の拠点を新たに設ける。地域の子育て情報を提供し、官民学が連携したイベントなどを展開する。土日の利用も可能とし、アクセスの便利な駅前に設けることで車を持たない世帯や共働きの保護者らも足を運びやすくする。

 子どもが保育所やこども園に通う家庭の負担軽減策として、使用済み紙おむつの園での処分を推進する。公立施設は従来の持ち帰りから切り替え、私立施設にも処分費用の一部を助成する。市こども保育課は「衛生面が改善され、感染症対策にもつながる」と期待する。

 市立小中学校(義務教育学校を含む)は21年度、授業時間確保のため2学期の始業式を8月25日に前倒しし、夏休みを1週間ほど短縮する。それに伴う熱中症対策として、各校には冷水機1台を設置。水筒などで持参した飲み物がなくなった後も、校内で水を飲める環境を整える。

 姫路市大津区には「南部エリア学校給食センター(仮称)」が完成する。現在は12校が家庭弁当とデリバリー方式給食の選択制を採用しているが、22年2月には全ての市立小中学校(義務教育学校を含む)で全員給食が実現する。(田中宏樹)

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