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児童考案「究食」メニュー 静大付属浜松小6年

2021年1月19日 05時00分 (1月19日 05時03分更新)
児童が考案した、浜名湖産のウナギを使った「うなぎちらし」やみかんタルトなどのメニュー=浜松市中区の静大付属浜松小で

児童が考案した、浜名湖産のウナギを使った「うなぎちらし」やみかんタルトなどのメニュー=浜松市中区の静大付属浜松小で

 全国学校給食週間(24〜30日)に合わせ、6年生が考案した給食メニューを全校児童に提供する独自の取り組みが18日から、静岡大教育学部付属浜松小学校(浜松市中区)で始まった。29日まで全8回、ウナギやミカン、浜松餃子(ギョーザ)など浜松の特産品や、県産の食材を使った献立を味わい、地域の魅力を再発見していく。
 家庭科の高林美奈教諭が受け持つ6年2組の、家庭科と総合の教科横断的授業の一環。昨年11月上旬、8グループに分かれた児童は、魚や肉の割合、栄養、味のバランスなどを、中村あずさ栄養教諭らに相談しながら、「肉うどん」や「さばの三ケ日みかん煮」「浜松餃子」など8回分のメニューを考案した。
 1班による18日のメニューは、浜名湖産ウナギを使った「うなぎちらし」、具だくさんの野菜が入った汁物「さらにわん」「みかんタルト」など。今年初めての給食なので「あけおめ究食」と名付け、豪華な気持ちになれるメニューづくりを意識した。メンバーの佐原航輝君(12)は「みんなで考えたメニューが形になってうれしい。おいしく食べてもらえたら」と笑顔を見せた。
 高林教諭は「2組の取り組みを通じ、全校に浜松の食の魅力を伝えられたらうれしい」と話した。 (細谷真里)

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