七草食べて1年元気に 新座の池田小で給食に

2021年1月8日 07時43分

七草汁などの給食を味わう児童たち=新座市で

 「七草の日」の七日、新座市立池田小学校(同市池田四)では児童らが給食で七草汁を食べ、一年間の無病息災を願った。
 七草汁は、春の訪れを予感させる若菜などを汁に仕立てて食べる行事食。正月の祝い膳で弱った胃を休める効用もあるとされる。
 同校栄養技師の浜田はるかさんが、春の七草のうち手に入りやすいスズナ、スズシロ、セリの三種に、県産コマツナなど四種の野菜を加えた七草汁を用意。正月にちなみ、愛媛県から無償提供されたマダイを使った「おめでタイごはん」も振る舞われた。
 六年の鹿田朔矢(しかださくや)さん(11)は「苦手な七草をいっぱい食べられた。タイとご飯の意外な組み合わせもおいしかった」と話していた。 (加藤木信夫)

<秩父点描>長瀞山不動寺で「まつり」 大鍋での調理は中止

フリーズドライされた春の七草の小袋を受け取る参拝者=長瀞町の長瀞山不動寺で

 「七草の日」の7日、長瀞町の長瀞山不動寺では恒例の「七草粥(がゆ)まつり」が開かれた。参拝者の無病息災などを祈るため、秩父鉄道グループの関係者でつくる長瀞不動寺奉賛会が、毎年この日に実施している。
 例年は直径60センチほどの大鍋で調理したおかゆを味わおうと長蛇の列ができるが、今年は新型コロナウイルス対策で調理はせず、セリやナズナなど「春の七草」のフリーズドライ1000袋を用意。自宅でおかゆを食べてもらうこととし、訪れた人たちは、のしに包まれた小袋を受け取った。 (久間木聡)

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