2020年(令和2年) 11月8日(日)付紙面より
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酒田市の田沢小学校(出嶋幸校長、児童21人)で6日、「庄内柿給食」が行われ、子どもたちが旬を迎えた同市産の庄内柿「平核無(ひらたねなし)」に舌鼓を打った。
JA庄内みどり(同市曙町一丁目、田村久義代表理事組合長)が、地元の農産物への理解を深める食育の一環で、昨年から市内の小学校で始めた。今年は平田、松山地域で収穫された平核無を20個、同校の給食用に無償提供。同JAから加藤和幸理事と職員6人が出向き、給食時に全3教室で子どもたちに庄内柿に関する講話をするとともに、一緒に味わい交流した。
このうち5・6年生8人の教室を訪問した加藤理事は「全ての農家が愛情を込めて栽培しているので、この世の中においしくないものはない」などと講話。子どもたちはご飯を食べ終わると早速、平核無を口に運び、「甘い」と歓声。5年の加藤唯さん(11)は「甘くておいしかった。また食べたい」と話した。