小中学校「30人学級」導入なら、教員8万~9万人増必要 文科省試算

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 文部科学省が、2021年度から公立小中学校の全学年で学級規模の上限を30人とする「30人学級」を導入した場合、教員を8万~9万人増やす必要があると試算していることが判明した。これだけの教員を一気に採用するのは難しいため、文科省は10年ほどかけて段階的に移行することも視野に、21年度予算の概算要求に金額を明示しない「事項要求」として必要経費を盛り込む。

 文科省関係者によると、増加分は少人数指導や複数人で教える「チームティーチング」などのために小中学校に加配している約3万人に加え、少子化に伴って今後10年間で発生する見通しの約5万人の余剰教員を充てる案も浮上。児童生徒数は10年間で約100万人減少すると見込んでいる。

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