牛乳品薄懸念モ〜大変 猛暑で牛は夏バテ、コロナ禍で需要増
2020年9月8日 05時00分 (9月8日 05時00分更新)
記録的猛暑にコロナ禍が重なり、牛乳が品薄になる懸念が出ている。この時季は例年、乳牛が「夏バテ」になって生産量が落ち込む一方、学校給食による消費が大幅に減るため、何とかバランスを取ってきた。しかし今年は夏休みが短縮され、給食も前倒しで再開されたため、新たな懸念が生じている。 (榊原崇仁)
「乳牛のホルスタインはヨーロッパ原産。暑さには極端に弱い。気温が三〇度、三五度になれば、人間がサウナに入り続けているのと同じような感覚になっているはず。えさが食べられず、生産量も悪くなる。今年の八月は急に暑くなったから余計につらいはず」
そう漏らすのは千葉県八千代市の酪農家加茂太郎さん(53)。「最近の夏は毎...
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