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給食のアレルギー情報LINEで配信 福岡市、誤食事故防止へ実証実験

 福岡市は市立小学校で2学期が始まる20日から、給食の献立や食物アレルギーの原因物質(アレルゲン)の情報を無料通信アプリ「LINE(ライン)」で配信する実証実験を始める。誤食事故の防止が期待されており、LINEを活用した給食データの提供は全国初の取り組み。

 市によると、市内の小学生の約3%に食物アレルギーがあるという。給食では卵やごまなど4食材を使用しないアレルギー除去食を用意。その他のアレルギーがある児童は、配膳時に取り除いたり、家庭から弁当を持参したりしている。

 一方、昨年度は市内の小学校で誤食など11件のアレルギー事故が発生。給食のアレルゲン情報の提供は学校で毎月配布される詳細献立表が主な手段だが、保護者や教職員の確認作業の負荷に加え、チェック漏れのリスクもあった。

 市LINE公式アカウントでは、事前に小学校名とアレルゲンを設定すると、指定した時間に献立と使用食材の情報が配信される。アレルゲンが含まれる場合はその旨の通知も届く。食物アレルギーがなくても登録できるといい、実証実験に協力する「LINE Fukuoka」(同市)の担当者は「夕飯のメニュー作りにも役立てて」と話す。

 来年3月末まで実証実験を行い、本格実施について判断する。 (横田理美)

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