給食用の炊飯工場を建設 子どもに安全安心を 山形市 /山形

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老朽化が進む現在の炊飯施設=山形市で
老朽化が進む現在の炊飯施設=山形市で

 山形市は、公立小中学校の給食の米飯を提供する民間業者の施設や設備が老朽化していることを受け、新たに市有地に炊飯専用の工場を建設する。市によると、炊飯に限定した工場を自治体が建設するのは全国初。2年前、村山地方で炊飯釜の金属片が混入する事案が相次いだ。少子化による児童・生徒数の減少で、委託先業者の収入が細り、炊飯釜を買い替える資金不足が要因で、市は安全安心の給食提供に向けて決断した。【的野暁】

 新工場は、山形市学校給食センター(同市沼木)の駐車場西側に建設され、2022年4月稼働予定。金属片が米飯に混入して以降、村山地方10市町に米飯を供給する5業者などは、市に炊飯事業の支援を求めてきた。これを受け、市は今年度6月補正予算に設計費など約3300万円を盛り込んだ。

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