新型コロナウイルスに伴う学校の休校措置で3月以降提供が中止されていた給食が15日、市内の小中学校で再開した。
当面は市教育委員会が示す指針に基づき、食事前の手洗いの徹底や、食事中の会話を最小限にとどめるなどし、新型コロナウイルスの感染拡大防止に努めていく構えだ。
市教委では各学校に、配膳時の当番の人数制限やマスク着用の徹底を促している。また食材の扱いにも触れ、飲み終わった牛乳パックはビニール袋に入れ開封口を縛って返却するなど、徹底した対応を呼びかける。
神田小学校(土方美佳校長)では15日、各教室に運ばれた給食を教職員が皿などに盛り付ける対応をとった。配膳時は児童と児童の間隔を保ち、後方の配膳台に並べられた食事をとる際は、他の人の分に触れないように注意しながら各自お盆にのせていた。
食事の開始に合わせて児童らがマスクを外すと一斉に無言になり、黙々と食事を進めた。4年生の岡田姫菜梨さん(9)は「久しぶりの給食はいつもよりおいしく感じた」と笑顔をみせ、石田桜椰さん(9)は「早くみんなと話しながら食べたい」と通常給食の再開を願っていた。
土方校長は「初めての取り組みだが、予想よりもスムーズにできた」としつつ「感染リスクが0になったわけではない。気を引き締めて継続したい」と話していた。
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