鹿児島)コロナ禍で消費低迷の県産和牛肉、給食で提供

有料記事

町田正聡
[PR]

 コロナ禍で消費が落ち込む県産黒毛和牛の生産者や取引業者などを支援しようと、県内の小中学校の給食に県産和牛肉を提供する事業が3日に始まった。学校給食がある724校の児童生徒計約14万7千人に対し、年度内に3回ずつ振る舞われる。計44トンの牛肉が消費される見込みという。

 国のコロナ緊急対策の補助金約4億5500万円を活用した県の事業で、県内の食肉事業者から牛肉を買い上げて実施する。地元の子どもたちに、県産牛のおいしさを実感してもらう狙いもある。

 事業の初実施校となった鹿児島市の明和小では3日、最高級のロース肉を使った「巻き巻きビーフ」が出された。ノリの上に甘く炒めたすき焼き風の肉とご飯をのせ、手巻きずしのように巻いて食べるメニュー。5年2組の国場(こくば)あ琵奏(びる)さんは「いつも食べているお肉よりやわらかく、とってもおいしい。お母さんにお願いして家でも作ってもらう」。同じ組の田口大翔(ひろと)さんも「県外の人にも、鹿児島の牛肉をどんどん食べてほしい」と笑顔だった。

 給食前には県畜産課の職員が…

この記事は有料記事です。残り116文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら