新型コロナ 小鹿野町 休校中の児童生徒に弁当 町内の旅館、民宿が調理 /埼玉

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応援配食を受け取る小学生=埼玉県小鹿野町両神庁舎で
応援配食を受け取る小学生=埼玉県小鹿野町両神庁舎で

 小鹿野町は23日、町内の旅館や民宿が作った弁当を休校中の小中学生に昼食として無償提供する独自の応援配食事業を始めた。新型コロナウイルス感染拡大で客が急減した業者への経済支援と、子どものいる家庭への支援を併せ持つ取り組みで、当面5月1日までの平日の6日間、実施する。

 提供を受けるのは町に事前登録した658人で、町内の全児童生徒の約8割にあたる。弁当は旅館2軒、民宿1軒が調理。配布場所の町内11施設に搬入した。学校給食用の納品がなくなった町内の業者の牛乳も用意した。

 町は、業者への支払い用に財政調整基金から800万円を取り崩して、5月末までの事業継続に備える。また町立小中学校の給食費はもともと無料のため、事業は家庭にとって休校で増えた子どもの食費負担軽減にもつながる。

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