吉田英男市長が三浦市をテーマに語る特別授業が4日、初声中学校で行われた。市長の発案で、生徒に郷土愛を育んでもらうのが目的。市の誕生から今までの歴史や産業、文化など幅広い分野で熱弁を振るった。
授業が行われたのは3年2組。市長は生徒に三浦市のイメージを質問すると「自然が多い」、「地域の人の温かさを感じる」、「犯罪が少なく平和なまち」等の回答があった。市長は高齢化社会を取り上げ「高齢化率が高い中、元気な高齢者が多いのが特徴。三浦市は温暖で自然豊富なまち。高齢者が元気に暮らせるのは環境が良いから」と説明した。また、学校給食の話題に触れ「中学校で給食を出している自治体は少ない。皆さんの成長を第一に考えてのこと」とアピールした。
一方で市長は、三浦市が抱えている課題にも触れた。中でも人口減少を取り上げ、転入促進・転出抑制のために行政は取り組んでいることを説明した。「城ケ島、小網代の森、ドラマの撮影ロケ等三浦の強みは多くある。三浦市で生まれ育ったことを誇りに思ってほしい。高校や、大学に行くと、新たな人の繋がりができる。出身地を聞かれたら神奈川県三浦市と言って。横浜とか横須賀と嘘をつかないように」と言うと笑いが起こった。最後に、「中学時代の友達は一生大切にしてほしい」と呼びかけた。
授業を終えた吉田市長は「70点くらい」と自己採点。「中学生に分かるように語ったつもりだが、反応が見受けられないところもあった。難しいな」と苦笑い。しかし「三浦の良さや課題を生徒にも知ってもらうという意味では伝えることが出来た」と話した。市長は今後、このような特別授業は行っていきたいとの考えを示した。
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