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休校で給食キャンセル 600万円ほどの損失 三幸パン【佐賀県】

2020/03/05 (木) 17:19

三幸パン・池田秀輝社長:「あ~どがんしゅーか、まず借金でしょ、そいであと従業員のみなさんには頭下げるしかなかと」「なんせ学校給食がうちはほとんどメインなもんですから、ここでつまづいちゃいかんなと思いながらですね」
普段は地元鹿島市といった佐賀県西部を中心に約200の小中学校などに給食用のパンを提供している三幸パン。

三幸パン・池田社長:「(給食用コッペパンは)この型になるんですよ。これに8本並べられる。700個ばかり一気に焼ける」
また、パンだけでなくご飯の提供もしていてあわせると1日約1万5千人の子供たちの給食を支えています。今回の休校でそのすべてがキャンセルとなり、600万円ほどの損失が出るといいます。
三幸パン・池田社長:「従業員さんたちも2日まではとりあえず来ていただいて、そいで2日の日にもう明日からはちょっとお休みしてくいろという状況ですよね」
25人の従業員のうち20人のパートタイマーには、休校の期間、15日まで泣く泣く休んでもらい、現在は残りの従業員で直売所などに出す市販のパンのみを製造しています。
三幸パン・池田社長:「有給休暇でここの2週間ばってんが、1週間くらいは給料を払うとか、そういったもんでカバーをせんぎいかんやろと。でもそうなってくると、今度は会社自体がですね」

会社の経営が揺らぐほどの事態ですが、約40年にわたり、学校給食を支えてきた会社として「潰れるわけにはいかない」と池田社長は前を向きます。
三幸パン・池田社長:「やっぱりこの給食を絶やすぎいかんわけですから、もうできんばいというわけにはいかんけんですね、今までやってきたのもあるし、これからもあるし、やっぱり未来に向かって前向きに考えてみんなで乗り切ろうというのが本心ですね」
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