横浜市は19日の市会こども青少年・教育委員会で、市立中学校の希望者向け配達弁当「ハマ弁」を学校給食法上の「給食」に位置付ける手法について、保護者や有識者は肯定的な意見が多かったとの内容を報告した。
鯉渕信也教育長は、こうした意見を踏まえ、2021年度以降の方向性について、今年3月末までに決定する方針を示した。
委員会で市側は、生徒や保護者を対象にしたアンケート結果や、有識者らでつくる懇談会で出た意見などを報告した。
アンケートでは、保護者の約7割が負担に感じつつ、子どものために弁当を作っていると回答。ハマ弁を給食に位置付けて「デリバリー型給食」として提供した場合、保護者の約7割が利用したいと答えたという。
また懇談会では、今後の方向性について「給食にして、基本はハマ弁を食べてもらう形がいい」「(昼食の)選択制をより良く発展させようという考え方は賛同できる」など、給食に位置付ける手法を支持する意見が多かったという。