「これはおいしい」と舌鼓 龍ケ崎市の全中学校給食に献立最優秀賞「のっぺ汁」登場

 龍ケ崎市の全中学校6校の給食に13日、市教委が主催した「親子でつくる給食献立」で最優秀賞となった「茨城風のっぺ汁」が登場した。他県の郷土料理を茨城風にアレンジした一品で、この日の給食には市長も参加、生徒らとともに「これはおいしい」と舌鼓を打っていた。(篠崎理)

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 「茨城の旬を味わう献立」をテーマに市内の親子から作品を募集したところ、901点の応募があり8点が入賞した。

 市立中根台中では、最優秀賞を受賞した1年生の伊藤紅樹(こうき)さん(13)が中山一生(かずお)市長らと給食を味わった。伊藤さんは、新潟県出身の母親、真由美さんや祖母がつくる新潟の郷土料理で、肉や野菜を用いた煮物の「のっぺ」に、茨城産のサトイモやニンジン、シイタケなどを組み合わせ、具だくさんの茨城風にアレンジした。

 中山市長は「最優秀賞を取るだけのことはある。これはおいしい」と感心しながらお代わりしていた。

 伊藤さんは「祖母や母ののっぺもおいしいが、茨城の方が野菜は有名なので、味もちょっと違って、こっちの方がおいしい」と話していた。17日には市内の全小学校11校でも茨城風のっぺ汁が提供される。

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