学校給食センターで「おせち」の親子食育料理教室【山陽小野田】
山陽小野田市学校給食センター主催の親子食育料理教室「行事食を作って食べよう│おせち料理編」は22日、同センターで開かれた。市内の小・中学生と保護者ら11組24人が講話や調理実習を通して、正月の食材や料理について楽しく学んだ。
昨年開設した同センターについて知ってもらい、食育の意識を高めようと今年度4回目の開催。市食生活改善推進協議会のメンバーや栄養教諭らが協力した。
センターの見学に続いて、佐藤由紀子さん(高千帆中栄養教諭)と食推メンバーが食材の説明やおせちの由来、食育の大切さについて話した。調理実習では「かぶ雑煮」「筑前煮」「だて巻き」「菊花かぶ」「栗きんとんの茶巾絞り」「かまぼこの飾り切り」の6品に挑戦。カブは縁起のいい野菜、だて巻きは書物に似ており学問の向上につながるなど、食材の意味を思い起こしながら調理した。
子どもたちは、慣れない手つきながら包丁でシイタケやこんにゃくを切り、積極的に作業を進めた。お母さんたちも菊花かぶやかまぼこの飾り切りなどおせちを華やかにする料理のこつを教わっていた。終了後は全員で味わい、出来栄えを確認した。
厚狭小4年の上田琉誠君は祖母の清美さんと参加。「家では卵焼きを作るけれど、包丁を使う料理は初めて。楽しかったので、またやってみたい」と笑顔を見せた。
同センターの山本修一所長は「家族で参加し、子どもたちの給食がどこでどんなふうに作られているのか関心を持つきっかけにしてもらいたい」と話した。