牛肉やシイタケ、ネギなど、すき焼きの食材が全て県産品でそろい、「すき焼き自給率100%」をうたう県の農畜産物への理解促進を図るため、「ぐんま・すき焼きの日」の29日を中心に今月から12月、県内の全公立小中学校と特別支援学校の計484校で給食のメニューにすき焼きが提供される。
県は平成26年に「すき焼き応援県」を宣言。以来、すき焼き弁当コンテストの開催などを通じPRに注力してきた。29年度からは、子供にも理解を深めてもらうため、給食ですき焼きが提供されている。
一部小学校では音楽集会で「ぐんまのすき焼き応援歌」を合唱。牛肉生産者との試食会なども予定される。
令和元年度の県民アンケートで、すき焼きを食べる頻度についての回答では、「食べたことがない」「1年以上食べていない」「1年に1回程度」が合わせて44・7%に上った。給食提供や特色のあるイベントを通じて、すき焼きを食べる機会を増やす狙いもある。