パン給食 カビ付着「原因特定できず」 大村市教委

2019/08/27 [15:58] 公開

 大村市教委は10月1日から、カビが発生していたことから取りやめていた小中学校への給食のパンの提供を再開する。26日の大村市議会全員協議会で明らかにした。

 大村市教委によると、6月11日に福重、放虎原、旭が丘の3小学校の給食で出されたパン計約60個に黒カビが付着していた。パンは諫早市の業者が製造しており、県学校給食会が工場や配送業者などを調査したが、原因の特定はできなかったという。

 パンの提供再開に当たって▽パンを焼いた後の冷却レーンの拭き取り検査をこれまでの月1回から週1回に増やす▽包装袋に製造年月日を印字▽製造、出荷、納品、廃棄に至るまでの正確な個数管理▽県学校給食会による週1回の現地調査-などの再発防止策を取るという。大村市教委は「再発防止に向け、現状考えられる対策を徹底していく」としている。

 大村市は、10月から来年2月までの期間、インフルエンザ予防接種の費用助成対象をこれまでの小学6年生までから、中学3年生までに拡大することも明らかにした。