福岡)給食に地元産ステーキとご飯 宮若市の小中一貫校

遠山武
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 宮若市小中一貫教育校である宮若西小・中学校で26日、地元産の宮若牛と宮若米を使ったステーキとご飯が給食に初登場。全校児童と生徒約780人が普段とは一味違う味を楽しんだ。市は二つの食材をふるさと納税の返礼品としてブランド化を進めており、豊かな農産物の地産地消をPRした。

 牛肉は2005年の全国草地畜産コンクールで入賞した森下牧場で飼育されたもの。米は15年の米・食味分析鑑定コンクールで金賞に輝いた安河内豊孝さんが育てた。それぞれ50キロ、90キロが同校で調理された。

 6年の山田羽菜さん(11)は「お肉がやわらかくておいしい。ご飯ももちもちして、お肉に合います」と笑みがこぼれた。

 市は昨年、新しい豊かさの指標「新国富指標」を提唱する九州大都市研究センターと連携協定を結んだ。この指標は、経済だけでなく、住民の健康や自然環境、持続可能性などの「豊かさ」を評価する。市は協定を踏まえ、今年度の目標の一つに「地元農産物の給食利用」を掲げ、295万円の予算を計上。近く、市内の各小、中学校でも同様の給食を提供する。(遠山武)

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