「厚木風雑煮」を味わって 市立小中学校の給食で提供

 厚木市の市立小中学校で、地域に伝わる郷土料理「厚木風雑煮」の提供が行われている。23日までに給食で振る舞われる。

 給食での郷土料理の提供は、食を通じて子供たちの郷土愛を育むために市教育委員会が実施。平成27年度に始まり、年に4回、豚肉のみそ漬けや月見汁、「かてめし」と呼ばれるまぜご飯、厚木風雑煮などを献立に取り入れている。厚木風雑煮は、和風だしのしょうゆ味で、青のりとかつお節をかけて食べるのが特徴。餅と鶏肉、サトイモ、ダイコン、コマツナが入れられる。給食では、餅の代わりに白玉が使われる。

 厚木第二小学校の3年生の教室では、「いただきます」の発声の後、笑顔で雑煮を味わう子供たちの姿が見られた。同校で栄養士を務める岩井未菜実さん(30)は「これからも子供たちの食への関心を高めていきたい」と話した。

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