「セコガニ給食」登場 新温泉の児童らふるさとの味満喫

 松葉ガニ(ズワイガニ)漁の解禁にあわせ、新温泉町の小、中学校で15日、給食にセコガニが提供され、児童らは日本海の冬の味覚を満喫した=写真。

 同町は、地元の浜坂漁港で水揚げされた海産物を使った「ふるさと給食」として、4月はホタルイカ、5月はハタハタ、10月はアカイカを出している。

 今月のセコガニは、浜坂機船底びき網漁業協会が町学校給食センターにゆであがった約1300匹を無償提供。この日は約460匹を使い、温泉地域の温泉、照来小と夢が丘中で「セコガニ給食」を楽しんだ。

 温泉小では全児童約160人がランチルームに集まり、「いただきます」と同時にオレンジ色にゆであがったセコガニにかぶりついた。1年生は身を出すのに悪戦苦闘していたが、6年生は慣れた手つきで殻から身やカニみそを出し、上手に丸ごと味わっていた。6年の河越優奈さん(12)は「カニは大好き。セコガニ給食は楽しみでした」と喜んでいた。

 16日は浜坂地域の小、中学校で提供される。

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