青森県の学校給食、県産食材利用率が最高 17年度
2017年度の青森県の小・中学校給食における県産食材利用率が重量ベースで66.8%(前年度比0.6ポイント上昇)と過去最高になったことが県の調べで分かった。金額も54.6%(0.9ポイント上昇)と過去最高だった。その理由として県農林水産部はパンの代わりに米飯給食が増えたことや、麺類で県産小麦「ネバリゴシ」の使用が増えたことなどを挙げている。
重量ベースの食品別の内訳は、主食・牛乳が0.6ポイント上昇の97.9%、果実が2.7ポイント低下の52.4%、畜産物が1.0ポイント上昇の33.3%、豆類が1.2ポイント上昇の31.1%など。果実の低下はカットリンゴの価格が上昇したため利用を減らしたことが影響した。
県は県産食材利用率の一層の上昇に向け、価格が変動しやすい野菜の安定供給を図るほか、冷凍カット野菜の利用増を検討する。また県産食材を使った新メニューを提案し、献立への導入を働きかけていく。