三好市学校給食センターで22日に炊いた米飯に黒い異物が混入していたことが23日、分かった。異物が何かは特定できていないが、市教委は水道管のさびが入った可能性が高いとみている。配送前に気付き、児童生徒の口に入ることはなかった。センターは安全が確認できるまで水を使う調理をやめ、レトルト食品や乾パンで対応する。

 市教委によると、異物が入っていたのは市内の小中学校に出す予定だった米飯。異物はコメ粒より小さい黒の粒状で、炊飯後に多数見つかった。コメを洗った水にも混じっていた。

 センターは急きょ、給食をレトルトのカレーライスに変更。23日は乾パン、レトルトスープ、水を使わずに調理できる春巻きを出した。24日はパン、揚げ物、チーズにする。

 センターは水質検査を行い、異物の特定を進めている。24日に試験的に炊飯し、安全が確認できれば米飯給食の再開日を決める。