阿南市教委は16日、羽ノ浦学校給食センターが提供した岩脇小学校の給食の中に、食缶の留め具のねじ1個が混入していたと明らかにした。同日夕までに健康被害は確認されていない。

 市教委学校給食課などによると、ねじは食缶上部を外側から留めていたもので、縦横約3ミリ、厚さは1ミリに満たない。変形しており、ふたとの接触ではく離したとみられる。

 同日午後0時半ごろ、4年生の女子児童が、おかずの鶏肉に付いていた金属片に気付いた。4年生はおかずを食缶に戻したが、他の学年はほぼ食べ終えていたという。

 同小は給食センターに報告し、保護者には児童を通じて文書で伝えた。センターは、同じ型の全ての食缶を点検して安全を確認した。

 学校給食課の小原靖秀課長は「器具の管理を徹底し、再発防止に努めたい」と話している。