板倉中学校の給食にネジ混入 男子生徒が吐き出しけがはなし

新潟県上越市教育委員会によると2018年9月14日午後1時15分頃、上越市立板倉中学校のランチルームで給食のコーンシチューを食べていた3年生男子生徒が、直径2cmのネジ1本が混入しているのに気付いた。男子生徒はネジを口に入れたがすぐに吐き出し、教諭に申し出た。男子生徒にけがはない。

給食のシチューに混入したネジ
ネジ

ガスコンロの火力で取っ手が溶けてネジが外れたとみられる
なべ

市教委が調査した結果、ネジはコーンシチューを調理した両手鍋の取っ手部分のものと判明。鍋から配食缶へ移した際に、調理員が気づかず、ネジが混入した。両手鍋は通常、生徒用の給食調理には使用しないが、同日、コーンシチューを配食している最中、汁量が足りなくなり、両手鍋を使って臨時的に調理した。その際、ガスコンロの火力が強く、鍋の取っ手部分が溶け、ネジが緩み、1本が誤って混入したと見られる。

同中の給食は校内調理室で委託業者が作っており、市教委は委託業者に対し、厳重注意と指導を行った。該当生徒や保護者には校長らが経緯説明を行うほか、メールや文書で全保護者に経緯を通知するとしている。