調理担当がノロ感染 全市立小、給食28日まで中止 大阪・富田林市

 大阪府富田林市教育委員会は26日、市が委託している「富田林学校給食」(同市藤沢台)の調理担当の女性社員がノロウイルスに感染していたと発表した。現時点で体調不良を訴えている児童や教職員はいないが、念のため、全16の市立小学校の給食を同日から28日まで停止するとしている。

 市によると、同社の調理担当の女性社員(27)は、18日夜に嘔吐(おうと)し、翌19日を欠勤。急性胃腸炎と診断されたが、20日には出勤し、調理業務に戻ったが、21日になって、栄養士に嘔吐したことを告げたところ、検査を受けるよう指示され、25日になってノロウイルスと診断されたという。社員は「体調が戻ったので報告しなくても大丈夫と思った」などと話したという。

 市教委学校給食課は「衛生管理の指導を再度、徹底したい」とした。同センターは1日に約5700食分を作ることができる。

会員限定記事会員サービス詳細