給食

アレルギー事故防止に自動検知システム 兵庫・西宮

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給食での誤食によるアレルギーを防止しようと、兵庫県西宮市ではパソコンで管理するシステムが始まった
給食での誤食によるアレルギーを防止しようと、兵庫県西宮市ではパソコンで管理するシステムが始まった

 兵庫県西宮市は9月から市内の小中学校全61校で、食べ物にアレルギーのある児童・生徒が口にしてはいけない給食の献立がパソコンで自動検出される「アレルギー管理システム」を導入した。市側が原材料・加工品を、学校が保護者から寄せられた児童の対象アレルギー食材などをそれぞれ登録。画面に表示された1カ月の献立メニューのうち、児童の食べられない料理が赤・青などの色で警告表示される仕組み。市によると、給食アレルギー事故を無くすための自動判定システムは珍しいという。【山本愛】

 「今日の献立には食べられないものはないよね」。システム運用が始まって最初の給食があった9月5日。卵にアレルギーがある竹内月渚(るな)さん(5年)が通う市立上ケ原小学校(約930人)で、担任が教室に掲示された「アレルギー献立チェック表」を見ながら尋ねた。イカの照り煮やきんぴらごぼうなど4品を確認し、「大丈夫です」と竹内さんは元気よく答えた。

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