仙台・古城小で給食費など95万円横領、女性事務職員を免職

 仙台市教育委員会は22日、教職員から集めた給食費などを生活費に充てたとして市立古城小の事務職員、高橋実樹主事(27)を懲戒免職処分としたと発表した。同日付で同校の高橋克仁校長(60)を減給2カ月(10分の1)の懲戒処分とした。

 市教委によると、高橋主事は昨年9月以降、教職員から徴収した給食費や6家庭分の就学援助費などの入金や振り込みを怠り、現金を校内の金庫に保管。今年3月末から4月にかけて、計95万6132円を金庫から自宅に持ち出し、このうち約40万円をクレジットカードのキャッシングや携帯電話の支払いに充て、横領したとしている。

 高橋主事は夫と子供の4人家族。育児のストレスで買い物が我慢できなかったという。

 4月末、市教委に集まるはずの給食費のうち同校分に不足があり発覚した。市教委は高橋主事を仙台南署に横領の疑いで告訴する方針。

 高橋主事は「すぐに返せばよいと考えて、使ってしまった。申し訳ない」などと話しているという。

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