シカ肉カレーでジビエ堪能 福井・若狭の小学校

シカ肉を使ったカレーを味わう児童たち=若狭町
シカ肉を使ったカレーを味わう児童たち=若狭町

 若狭町井ノ口の町立三宅小学校で25日、学校給食にシカ肉を使ったカレーライスが提供された。野生鳥獣肉(ジビエ)を食材に使う取り組みで、児童たちは「おいしかった」などと話していた。

 地産地消を通じて身近な環境や命の大切さを学ぶ食育の一環で、同町が平成26年度から実施している。同町内の食肉処理加工施設から運ばれたシカ肉約3キロを使用。調理員がしょうがやニンニクと炒め、カレーの食材に利用した。

 同校のランチルームで児童97人がジビエ給食を味わった。6年の辻本莉央君(12)は「普段食べる肉と同じでおいしかった。シカ肉を使った料理でも大丈夫だった」。5年の緩詰夕陽さん(11)は「いつも食べるカレーと少し味が違ったが、おいしかった。シカは怖いイメージがあったが、自然の命に感謝しながら食べた」と話した。

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