富士見台小学校(須貝広幸校長)で1月13日、6年生を対象に食べたい給食メニューを投票で決める「給食選挙」が実施された。児童に選挙の仕組みや自分たちの意見が選挙によって反映されるプロセスを楽しく学んでもらおうと、区選挙管理委員会と区明るい選挙推進協議会が企画した。
この日はまず、区選管の職員が講師となり、クイズを交え選挙の流れについて解説。児童らに馴染みがあるアイドルグループAKB48の総選挙との違いを挙げながら、1人1票を平等に扱う「平等選挙」、財産や性別に関係なく選挙権があたえられる「普通選挙」、無記名投票で行われる「秘密選挙」の3原則を紹介した。また、1889年の選挙制度では一定額を国に収めている25歳以上の男子のみに選挙権があたえられ、全人口の1%だったことを踏まえ、「今の普通選挙は、昔の人が56年かけて実現させた。皆さんの1票は大切な1票」と呼びかけた。
児童は選挙公報と同校教諭による候補者演説をもとに3つのメニューから食べたい1品を決定。「投票のご案内」を実際の投票用紙と引換え、記載台で記入し本番さながらの雰囲気で投票箱に票を投じた。
開票は固唾を呑んで見守られ、総得票数72票のうち、「すだちゼリー」が最多の32票を獲得。当選が確定すると、喜びや落胆の声など様々な反応が見られた。
児童からは「緊張したけど学べてよかった。18歳になったら投票に行きたい」「自分が投票したものに決まり嬉しい」といった感想が寄せられた。選挙結果を受け、3月の最後の給食に「すだちゼリー」が提供される。
|
<PR>
保土ケ谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>