富山県と第一生命が包括協定 健康寿命延長など8分野で連携
富山県と第一生命保険は10日、地域活性化と県民サービス向上を目的とした包括連携協定を締結した。富山県が生命保険会社と包括協定を結ぶのは初めて。
連携するのは健康寿命の延長、スポーツ振興、セカンドライフの充実・介護・高齢化関連、ワーク・ライフ・バランスなど8分野。第一生命は健康増進イベントや食育推進活動への協力、富山マラソン2017の協賛など県内のスポーツイベントの運営協力、県主催の「煌(きら)めく女性リーダー塾」の講師紹介などに取り組む。
県と第一生命は2014年に「がん対策推進に関する協定」を結んでおり、今回の協定で協力分野を広げる。石井隆一知事は「県が取り組んでいきたいと思っている課題について、包括的に盛り込んだ協定」と期待を示した。
第一生命が都道府県と同様の包括連携協定を結ぶのは6道県目。第一生命ホールディングスの堀尾則光副社長は「富山県内には400人の営業職員と100人のスタッフがいる。組織、人材力を生かしながら、連携事業を展開したい」と述べた。
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