和食の日を「和食駅」でPR 高知・芸西村でイベント
和食の普及に取り組む和食文化国民会議(東京・台東)は24日、高知県芸西村で11月24日の「和食の日」にちなんだPRイベントを開いた。土佐くろしお鉄道の和食(わじき)駅で、漫画家の故やなせたかしさんが作った駅のキャラクター「わじきカッパ君」を和食のPR大使に任命した。
「和食の日」はユネスコ無形文化遺産登録などを受けて制定された。イベントで地方から和食の魅力をアピールする。同会議の会長代行を務める伏木亨龍谷大教授は「日本各地の食を世界に発信することが和食全体の活性化につながる」と話した。
芸西小学校では出前授業も実施した。生徒は昆布だしとカツオだしの飲み比べや、みそ汁づくりを通じて和食のうまみなどについて学んだ。また、高知県と協力して県内の小中学校など約150の学校の給食で、すまし汁を出した。