2016年(平成28年) 11月11日(金)付紙面より
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鶴岡産の食材をふんだんに使った「オール鶴岡産給食」が9日、市内の小中学校12校で行われ、子どもたちが旬の野菜やキノコなど鶴岡の豊かな食材に舌鼓を打った=写真。
同市では、子どもたちに食材の宝庫である市と地域の農水産業への理解を深めてもらうとともに地産地消を推進しようと、10月と11月の年2回、オール鶴岡産給食を実施している。この日は市学校給食センター西棟で小学校9校、中学校3校、約4200人分を提供。東棟は今月2日に実施している。この日のメニューはきのこ汁、けんちん煮、紅エビの空揚げなど。
大泉小(渋谷せつ校長、児童111人)の6年生教室には同センターの太田功所長が訪れ、「全ての食材が鶴岡産。味わって食べてください」と呼び掛けた。この日使用されたキャベツ、ニンジン、コマツナは大泉地区の生産者が作ったもの。児童たちは「おいしいね」と会話を弾ませながら給食を味わい、中には皿からあふれるほどの大盛りを平らげる児童もいた。
同センターによると学校給食の食材は、米は普段から同市産のはえぬき、牛乳は庄内産を使用。野菜は昨年度、重量で38・6%が庄内産だった。太田所長は「生産者の理解に支えられている」と話している。