「大」「中」「小」ご飯サイズ選べる!! 堺市が3サイズ給食実施へ

 堺市は11月1日をめどに、市立中学校の学校給食を始める。希望者にのみ実施される選択制で、市内外の業者が弁当をつくり、各学校に配送する。米飯の量を3サイズから選べるようにしたのが最大の特徴で、府内でも珍しいという。

 市内には43市立中学校があり、本格実施を前に、21校で9月20〜27日(うち土日曜日、祝日を除く5日間)と、22校で10月5〜12日(同)に試行実施する。

 メニューは米飯とおかず3〜4品、牛乳。米飯は230グラムの標準サイズ(1食310円)、300グラムの大盛りサイズ(同330円)、210グラムの小盛りサイズ(同300円)から選べる。「食べる量は個人差がある」(市教育委員会)として、3種類を用意した。

 パソコンやスマートフォンなどから、前月20日までに1カ月分を申し込む。1カ月単位で申し込むため、その間のサイズ変更はできない。給食を申し込まなければ、従来通り、持参の弁当も可。

 配送の際には、保温カートや保冷ボックスを利用し、温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たく食べられるようにする。すべての食材を加熱処理する。

 43校ある市立中学校の生徒数は約2万2千人。府教育庁によると、1学期末で中学校給食を実施しているのは府内で39市町。

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