中田料理長(右)からシカ肉料理の調理法などを学ぶ教諭ら=那賀町大久保の相生保健センター

中田料理長(右)からシカ肉料理の調理法などを学ぶ教諭ら=那賀町大久保の相生保健センター

 那賀町内の小中学校の栄養教諭や養護教諭らでつくる合同食育部会が、給食にジビエ(野生鳥獣肉)料理を取り入れるための講習会を、同町大久保の相生保健センターで初めて開いた。

 9校から10人が参加し、同町横谷の四季美谷温泉の中田雅之料理長(55)を講師に招いて「鹿肉そぼろのカレーピラフ」など3品を調理した。

 中田さんは「シカ肉は高タンパクで低カロリー。脳や神経を活性化させる効果があるとされるドコサヘキサエン酸(DHA)も含まれる」などと助言した。

 相生中の松本萬寿美栄養教諭は「調理も難しくなく、子どもが喜びそう」と話した。

 同町教委では、3月に鷲敷、相生、上那賀各地区の6小中学校の給食に初めてジビエ料理「シカ肉カレー」を出した。本年度も継続して提供する方針。