乳搾りで、牛乳もっと大好きに オキコが食育キャンペーン


この記事を書いた人 松永 勝利
牛の乳を搾り、笑顔を見せる児童=7日午後、糸満市の南部家畜市場

 【糸満】パン製造のオキコ(西原町、仲田龍男社長)は7日午後、糸満市の南部家畜市場で牛の乳搾り体験や手作りバター教室などを実施した。子どもたちに食の大切さを知ってもらう「わくわく食育キャンペーン」の一環。親子連れら52人が参加し、さまざまな体験を楽しんだ。
 牛の乳搾り体験に参加した子どもたちは、酪農家の指導を受けながら恐る恐る牛の乳房に手を当て、牛乳を搾り出した。実際に牛乳が出ると「すごい」「楽しい」などと歓声を上げ、笑顔を見せていた。
 西原町から参加した伊波大貴君(坂田小1年)は「初めての乳搾りはとても楽しかった。牛乳は好きだけど、自分で絞ったら、もっと好きになりそうだ」と喜んだ。
 乳搾り体験のほか、ポニーにまたがったり、子牛を触ったりできる触れ合いコーナーや、酪農家の仕事や乳用牛の育て方などを学べる学習コーナーもあり、子どもたちは体験を通して食の大切さを学んでいた。【琉球新報電子版】